十勝地区 活動報告2016

十勝地区 活動報告
報告者 十勝地区理事 後藤田 彰(士幌小学校)

十勝地区は、教委連が運営の母体であり、各町村からの負担金で運営しています。帯広市とは別組織です。今年度の会長は、陸別町の教育長さんです。事業は多岐にわたり、事務局、研修Ⅰ部、研修Ⅱ部、交流部、広報部にわかれ、それぞれの事業を企画運営しています。各部の今年度の活動をご報告します。次年度は、全道大会が十勝で開催されるので、活動内容は縮小の予定です。また、全ての事業は、どなたでも参加できます。参加をご希望の方はご連絡下さい。
1.事務局 ・全ての事業を総括します。
    ・方面事務局員が各部に所属しています。
    ・事業カレンダー(年間事業計画)を発行しています。

2.研修Ⅰ部(主に教員の学びと交流に関わる事業を担当)
① 方面研修会 
・北部、東部、南部、西部、東北部の5方面に分かれて、方面ごとに年4回研修をしています。授業交流、施設見学、講演会などを行っています。
② サポーテト講座
・ショートバージョン3回~いろいろな時間帯、曜日で設定しています。内容は「しゃべり場」です。参加者が顔見知りになり、悩みなどを語り合い、学び合うことを目的としています。
  ・ロングバージョン1回(冬季休業中)~講師を招いての研修会です。今年度は「ムーブメント教育の理論と実技」(講師 森 正人 氏)でした。
③ 第40回十勝特別支援教育研究大会10/7
通称「管内研」です。研修講座4つと講演会です。今年度の講座は「ユニバーサルな支援」「保護者の思いを学ぶ」「教育相談の実践」「支援者の心構え」です。支援員さんも学べるような内容を設定し体制づくりもしています。保護者のお話を聞く講座、初めて担当した方や支援員が学べる講座が特長です。講演会は教育大釧路校の二宮 信一 氏に「多様な学びを考える」と題してお話しいただきました。次年度の全道研でもこの形が基底にあります。
④ 活動報告集~全ての事業の案内、内容、アンケートなどをCDロムにまとめて配布しています。(欲しい方はご一報ください。)

3.研修Ⅱ部(保護者との交流、保護者との学び、情報提供に関わる事業を担当)
① 第41回保護者と教職員の集い11/19
特性の濃いお子さんの子育てにがんばっているお母さんお父さんをゲストに招き、いくつかのブースに分かれて「しゃべり場」をします。大好評により、9年目となりました。今年度は当事者のお子さんもお話ししてくれました。
② データベースの作成
平成24年度より、各種情報をまとめて、教員向けとして十勝の全小中学校に配布しています。内容は、「施設、相談先のリスト」「おすすめ書籍」「支援教育のレシピ(用語集、おすすめスポット、初めて支援教育を担当するに当たって、支援計画指導計画などなど)」「高校の支援教育(実際に取材に行きます)」です。ホームページの掲載も検討中です。

4.交流部(子ども保護者の交流に関わる事業を担当)
① 第41回十勝合同レクリェーション交流会9/2
簡単なゲームを通して子ども達の交流を深めています。中学生へは役割も与え、自立へ向けた取り組みの一つともなっています。今年度は420名の参加を予定していましたが、台風の影響により、やむなく中止となりました。
② 作品集「根っ子」第41号
支援学級に在籍している子ども達の作品(絵画、習字、工作)や学習の成果(作文、詩など)をまとめたものです。382名の参加がありました。分厚い本になってしまいますが、一冊にまとめる意義も大きいと考え続けています。

5.広報部
・広報紙を発行しています。年2回の発行ですが、今年度の2号からホームページに移行する予定です。ホームページの方は、現在、次年度の全道研へ向けて、4月からの運用を目指して整備中です。(アドレス www.tokachi-sne.net)もうしばらくお待ち下さい。

<コラム>
十勝はインクルーシブ教育を目指しています。というと、何か型があるのか、マニュアルがあるのか、と求められますが、そもそも、インクルーシブとはそういうものではないはずです。強いて言うならば、その地域の風土やこども達の状況に合わせて、こどもの権利を大切にして、こどもが主体的に発達するように、多様な育ちと学びを保障するということでしょうか。合理的配慮やユニバーサルといった言葉も想起されますが、マニュアル化された時点で違うものになるし、ITを取り入れていればいいというものでもないし、こども自らが学び方や学ぶ場所を選択していくことができることを願います。インクルーシブ教育が進んでいるとか遅れているという言葉も聞きますが、それもナンセンスで、インクルーシブが達成されたら、「インクルーシブ」という言葉がなくなるもので、そこへ向かうプロセスであり、ベクトルの問題なのです。十勝では、特別支援学級の在籍でも、クラスで学習することも多いですが、個別学習についていえば、学ぶ場所は関係ないのです。支援学級に在籍していなくても、クラスとは別の場所で学習してもいいのです。インクルーシブという世界的な概念ではなく、その地域にあった「地域型インクルーシブ教育」を、十勝は目指しているのです。 <文:後藤田 彰>

十勝地区活動報告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。